岐阜県博物館

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8月20日(土) 博物館学芸講座「恐竜の脳科学 ~脳から探る恐竜の進化~」を開催しました

 福井県立恐竜博物館の 河部 壮一郎 研究職員が特別展「新・恐竜学 ~鳥になった恐竜の脳科学~」に関連して、「恐竜の脳科学 ~脳から探る恐竜の進化~」をテーマに、当館ハイビジョンホールにて今年度4回目となる博物館学芸講座を開催しました。130名を超える参加者で会場は一杯となり、大盛況のうちに終了しました。

 講座では、恐竜との他の爬虫類の違いやCTスキャンを用いて恐竜の骨格から脳の構造を探る手法、鳥の脳の特徴と恐竜から鳥への進化の過程で鳥の脳がどのように変化していったのかなどについて解説しました。参加者からは、「鳥の脳に注目した点が興味深かった」、「鳥の脳が恐竜から受け継がれたことが分かった」、「今後の研究の可能性について、夢がある」などの感想がありました。また、質疑応答では多くの質問があり、中でも小学生からの「恐竜も鼻水を出していたのか」との質問について、「爬虫類であるワニと鳥はともに鼻水を出すが、分岐分類から考えると恐竜はワニと鳥の中間に位置づけられるので、恐竜も鼻水を出していたと考えられる」と分かりやすく回答され、会場の皆さんも耳を傾けてうなずいていました。

  

 

 

 

 

 岐阜県博物館では、今年度12回の博物館学芸講座を予定しております。

 次回の第5回目は、9月10日(土)13:30~15:00に、岐阜県博物館の近藤 大典 が「木簡から見た美濃国諸郡の成立」をテーマに講演を行います。是非ご参加ください。  

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