10月16日(日) 三重県総合博物館(MieMu)交流企画「100年で虫はこれだけ変わる!」を開催しました
岐阜県博物館では2年前から三重県総合博物館(MieMu)と交流を行っています。今回はその交流企画として、同館学芸員の 大島 康宏 博士をお招きし、「100年で虫はこれだけ変わる!」と題して当館ハイビジョンホールにてご講演を頂きました。
冒頭では、近年のMieMu(みえむ)における、博物館ボランティアの方々の活動や、それによって結実した研究の例などを紹介しました。また、昆虫とほかの虫とはどう違うのか、昆虫やチョウは何種類くらいいるのかなどをわかりやすく説明しました。その後は、栃木県日光市において105年前に行われたチョウ類の調査結果を例に挙げ、近年に大島博士が行った調査結果と比べると、環境の変化や、生息している昆虫の種類や数、分類学的な名前の変化など、さまざまなことが分かると説明しました。
講演後、参加者からは「チョウはなぜちょうちょとも呼ばれるのか」「昆虫の重心は進化の過程でどのように変化したのか」「キアゲハが減少しているのはなぜか」など、さまざまな質問が寄せられました。