5月14日(土) 開館40周年記念講演会「地中深くから観る宇宙 ~ニュートリノから暗黒物質の正体に迫る~」を開催しました
岐阜県博物館開館40周年と飛騨美濃合併140周年を記念して、名古屋大学宇宙地球環境研究所 教授の伊藤 好孝氏をお招きし、「地中深くから観る宇宙 ~ニュートリノから暗黒物質の正体に迫る~」をテーマに講演会を実施しました。
高校生約12名を含め、120名を超す参加がありました。
ニュートリノとは何かから始まり、スーパーカミオカンデでニュートリノを観測する方法や、2015年のノーベル物理学賞の授賞理由となったニュートリノ振動の発見について、専門分野に関わるテーマを分かりやすく解説いただきました。また2015年12月に行われた梶田隆明氏のノーベル賞授賞式に参加された時の体験などを興味深くお話しされたほか、宇宙を支配する未知の素粒子である暗黒物質の存在と、今後の発見の可能性についてお話しいただきました。
岐阜県博物館開館40周年記念講演会は、今年度5回の連続講演会を予定しております。
次回の第3回講演会は、6月19日(日)13:30~15:00に岐阜県博物館において、宇宙航空開発機構宇宙科学研究所の岩田 隆浩 准教授が「小惑星探査機"はやぶさ2"が探る太陽系の謎 ~小惑星に水と生命の起源を求めて~」をテーマに講演を行います。
是非ご参加ください。