7月1日 「新・恐竜学」の展示準備(2)
特別展「新・恐竜学」の展示資料の完成品です。この怪しげなピンク色の物体(しかも紫色や黄色の突起が付いています)の正体を即答できる人はそんなにいないと思いますが、これは、今回の特別展で重要な役目を果たす「恐竜の脳の模型」です。つい最近まで、化石を壊さずに恐竜の脳の研究をすることは困難でしたが、CTスキャナー(病院の検査などで利用された人もいるかもしれませんね)を使用することで、より正確に恐竜の脳の形状が分かるようになりました。これらの模型は、CTスキャナーで得られた三次元データをもとに、3Dプリンターで“印刷”されたものです。頭骨と脳の形状を見くらべながら、恐竜の暮らしぶりを想像してくださいね。
(つづく)